Classici giapponesi con furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
」
「もちろんだ。きみはもう、つかまっているのだよ。」
「エッ、つかまっている? だれに?」
「あれをみたまえ。」
明智の懐中電灯が、サッと動いて、洞窟の入口のほうを照らしました。
そこには、制服すがたいかめしい警官が五人、肩をくっつけるようにして、ならんでいたではありませんか。
「アッ!」
四十面相は、おもわず、おどろきの声をたてて、そのまま、洞窟の奥のほうへ逃げだしました。
「追っかけるんだ。みんなで追っかけてください。そして、あいつを、ひっくくってください。」
明智探偵の声が、闇の中にひびきわたりました。
五人の警官は、みな懐中電灯を持っていました。それが、パッと、いちどについたのです。そして、その光が、逃げる四十面相のあとを追いました。
「ワハハハハ……。」
四十面相の笑い声が、ものすごく洞窟にこだましました。かれは、逃げながら、きちがいのように笑っているのです。
なぜそんなに笑うのでしょう。四十面相のことですから、なにか恐ろしいおくの手が用意してあるのではないでしょうか。
鉄格子
五つの懐中電灯に追われて、逃げていく四十面相のむこうに、トンネルのような、ほら穴の口がひらいていました。