Classici giapponesi con furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
秘密会議
秘密会議
チンピラ隊のポケット小僧は、まっ暗な街道を、一時間あまりもてくてく歩いて、やっと大きな町にたどりつきました。それは埼玉県のT町だったのです。
ポケット小僧は、T町の駅の長いすの上で一夜をあかし、あくる朝の汽車で東京に帰りました。三百円ほどもっていたので、やっと汽車のきっぷが買えたのです。
東京につくと、すぐに明智探偵事務所へいって、明智先生と小林団長にあい、くわしく報告しました。
「わあ、えらいぞ、ポケット小僧。たいへんなてがらをたてたねえ。」
小林少年が、おもわず歓声をあげました。
明智探偵も、ポケット小僧の頭をなでながら、
「どんなおとなもおよばない大てがらだよ。四十面相のほんとうのかくれ家、奇面城なんて、長いあいだだれも知らなかった。ぼくも、まったく気づかないでいた。それをきみが、ひとりの力で、発見したんだからね。きっと警視総監からごほうびが出るよ。
よし、これからすぐに警視庁へいこう。そして、総監にこのことを報告して、どうして奇面城をせめるか、その方法を相談しよう。」
明智探偵はそういって、卓上電話の受話機をとると、警視庁の中村警部をよび出し、総監にこのことをつたえてくれるようにたのみました。