Classici giapponesi con furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
」
「いや、ぼくは、それだけでは信用できないので、総監をおこしてもらって、電話口に出てもらいました。ぼくは、いま総監と話してきたばかりです。」
「ば、ばかなッ。でたらめもいいかげんにしたまえ!」
山本総監は、まっ赤な顔になってどなりつけました。
「でたらめではありません。あなたにはおわかりになっているはずです。」
「わたしに、なにがわかっているというのだ。」
「ふたりの総監のうちひとりは、にせものだということがです。」
「にせものだって?」
「そうです。あなたが、にせものなのです。ぼくは、さっきから四十面相が、なぜ、警官にばけて警視庁にはいりこんだかということを考えていました。すると、あなたが、このま夜なかに、ひょっこりと総監室にあらわれて、堀口課長や中村係長を呼びつけました。ぼくは、こいつはおかしいぞと思ったのです。四十面相というやつは、とっぴなことをやって、世間をアッとおどろかせるのが、だいすきです。じぶんの力を見せびらかしたいのです。物をぬすむのにも、いついつかの何時にぬすむという予告をして、じゅうぶん用心させておいてぬすむのがすきです。これも世間をアッといわせたいからです。