Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
それに、警視庁は、四十面相にとってはにくいかたきです。そのかたきを、アッといわせてやったら、どんなにゆかいでしょう。四十面相はきっと、そう考えたと思います。
四十面相が警官に化けただけでも、世間はアッといいます。それが、警視総監に化けたらどうでしょう。大どろぼうが警視総監にばけるなんて、じつにすばらしい思いつきではありませんか。」
明智はそこまでいって、じっと相手の顔を見つめました。
「それじゃ、きみは、わたしが四十面相だというのか。」
「そうだ。きみは四十面相だッ! ついちかごろ、警視総監の背広が一着ぬすまれている。それはきみが、部下にぬすませたのだ。そして、その背広を警官の服といっしょに、あの大かばんに入れさせておいたのだ。きみは警官に化けてここへやってきた。そして、どこかのあき部屋で、その背広と着かえ、総監になりすまして、総監室へはいったのだ。」
ああ、なんということでしょう。世間に知れわたっている警視総監と、そっくりの顔に化けるなんて、四十の顔をもつ、変装の大名人でなくてはできないことです。
それにしても、明智に見やぶられた四十面相は、ここで、どんな手をうつのでしょうか。