Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
そして、まえと同じように、地面へ何か書いているのです。
相手がそこを立ちさるのを待って、いってみますと、やっぱり同じ丸の中に十字です。そして、一本の棒のはしに、方角を示すような矢のしるしがついています。
「へんだぞ。ひょっとしたら、あのじいさん、何か悪だくみをしているんじゃないかしら、仲間に何かあいずをするために、こんな暗号みたいなものを書いて歩いているのかもしれない。」泰二少年は、ふと、そんなふうに、うたがってみないではいられませんでした。
「よしッ、ひとつ、あのじいさんのあとをつけてみてやろう。」そう心につぶやいて、少年は相手にさとられぬように注意しながら、ソッと尾行をはじめました。
読者諸君は、小学生の泰二君が、こんな探偵みたいなまねをするのはへんだとお考えでしょうね、しかし、これにはわけがあるのです。
「怪人二十面相」や「少年探偵団」をお読みになった諸君は、よくごぞんじでしょうが、名探偵明智小五郎の少年助手小林芳雄君が団長となって、小学生十人ほどで組織している、少年探偵団という団体があるのです。そして、相川泰二君も、じつは、その少年探偵団員のひとりなのです。