Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 61.953 caratteri · 124 schermate
八月二十二日
二つの面白い長篇の構想浮ぶ。
一つは一八六〇年より七八十年に至るロシアの文化状態、
一つは、一人の女性を中心とした現代の日本。
クロポトキンの自叙伝を中心にして、前者の準備に着手、すばらしく面白し。
八月二十二日(月曜)病気
今日は著しく秋らしくなった。おはぐろとんぼが居なくなる。葉けいとう。秋らしい。
クロポトキンの「ロシア文学史」を読むと、単に時代を追って、如何なる作家が著れ、どんな作品をあらわしたかと云うことを知るばかりでなく、批評の精神、読書と云うものの深さ、作者としての参考すべき諸点を知らされる。例えば Folk-novel の陥る弊、理想化、ロマンティシズムの過多等については、将来のよい指導になる。
See throughly deep! 人生を観るには此ほかなし。
クロポトキンは、彼の性格から、作品の reality をひどく重じ(勿論そうあるべきだ)て居、又その社会的内容に深い興味を持って居るのは面白い。日本のペテー・クリティックスのように、然しそれもよいだろうなどと云う妥協、或は心の不真面目さがない。おかげで随分自分の頭はしっかりした。