Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 61.953 caratteri · 124 schermate
十月二日
十月三日
十月四日
十月五日
母上が、昨日国男さんに来て見ろ見ろと云われたよし。
何と云っても親、母は母だと思う。何故もう一つ深くなれないのだろう。辛く思う。
十月二日(日曜)
雨、一日家に居。
十月三日(月曜)
図書館。雨。
十月四日(火曜)
雨。朝早く、Aと一緒に家を出て、図書館に行き、呉秀三氏の「精神病学集要」を読み終る。五時頃帰宅
かえって机の上を見たら、天皇御重態、快方に向わせられず、と云う号外が来て居た。自分は、思わず、「まあ!」と呼び、驚に胸を打れた。其瞬間、自分には、理屈を越えた国民的感動とも云うべきものを自覚した。平常の制度や習俗に対する批評外に立った純真な感情が、一般の不幸、不安、どうしたらよいか、と云う感じを味うのである。
国民性の微妙さ。社会主義者はその独りな、静かな場合の感情に於て、どんな感じを味っただろう。只の好奇心からでなく自分は知りたく思った。
十月五日(水曜)
偶然手に触れた痴人のざんげ「ストリンドベルヒ」をよみ、いろいろの心持に打れた。結婚生活、女性と男性との性的本質の異い、これ等がはっきり分ったような心持がした。
男性は情慾を持つ。女性は限りない肉感を持つ。