Classici giapponesi con furigana
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
Leggi 福翁自伝 (ふくおうじでん) di 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 209.912 caratteri · 402 schermate
王政維新
所が実際は爾うでなく、始終逆らうような事をするのみか、明に命令に背いたこともある。例えば彼の在留中、小野も立腹したと見え、私に向て、最早や御用も済みたればお前は今から先きに帰国するが宜しいと云うと、私が不服だ。「此処まで連れて来て散々御用を勤めさせて、用が少なくなったからと云て途中で帰れと云う権力は長官にもなかろう。私は日本を出るとき閣老にお暇乞をして出て来た者である、早く云えば御老中から云付けられて来たのだ。お前さんが帰れと云ても私は帰らないとリキンダのは、私の方が無法であろう。又或日食事の時に私が何か話の序に、全体今の幕府の気が知れない、攘夷鎖港とは何の趣意だ、之が為めに品川の台場の増築とは何の戯れだ、その台場を築いた者はこのテーブルの中にも居るではないか、こんな事で日本国が保てると思うか、日本は大切な国だぞなどゝ、公衆の前で公言したような事は、私の方こそ気違いの沙汰である。成程小野は頑固な人に違いない、けれども私の不従順と云うことも十分であるから、始終嫌われたのは尤も至極、少しも怨む所はない。
王政維新
その歳も段々迫て、とう/\慶応三年の暮になって、世の中が物騒になって来たから、生徒も自然にその影響を蒙らなければならぬ。