Classici giapponesi con furigana
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
Leggi 福翁自伝 (ふくおうじでん) di 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 209.912 caratteri · 402 schermate
を運らした積りである。又その時代には黒田も私方に来れば、私も黒田の家に行たこともある。何時か何処か時も処も忘れましたが、払が黒田に写真を贈たことがあるその写真は、亜米利加の南北戦争、南部敗北のとき、南部の大統領か大将か何でも有名の人が婦人の着物を着て逃げ掛けて居る写真で、私がその前年、亜米利加から持て帰て一枚あったから黒田に贈て、是れは亜米利加の南部の何と云う人で、逃げる時に斯う云う姿で逃げたと云う、敢て命を惜むでもなかろうけれども、又一方から云えば命は大切な者だ、何としても助かろうと思えば斯く見苦しい姿をしても逃げるのが当然の道である。人間と云うものは一度び命を取れば後で幾ら後悔しても取返しが付かない。ドウも榎本は大変な騒ぎをした男であるが、命だけは取らぬようにした方が得じゃないか、何しろこの写真を進上するから御覧なさいと云て、濃に話したこともある。爾うした所で、ドウやら斯うやらする間にいよ/\助かることになった、けれどもその助かると云うのは固より私の周旋したばかりで助かったと云う訳けではない、その時の真実内情の噂を聞けば長州勢はドウも榎本等を殺すような勢があった、ソコで薩州の藩士がソレを助けようと云う意味があったと云うから、長州勢に任かせたら或は殺されたかも知れぬ。