Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
みちくさ
道草
Leggi 道草 (みちくさ) di Natsume Sōseki (夏目 漱石) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 145.812 caratteri · 293 schermate
自分の父を何かにつけて標準に置きたがる細君は、ややともすると心の中で夫に反抗した。健三はまた自分を認めない細君を忌々しく感じた。一刻な彼は遠慮なく彼女を眼下に見下す態度を公けにして憚らなかった。
「じゃ貴夫が教えて下されば好いのに。そんなに他を馬鹿にばかりなさらないで」
「御前の方に教えてもらおうという気がないからさ。自分はもうこれで一人前だという腹があっちゃ、己にゃどうする事も出来ないよ」
誰が盲従するものかという気が細君の胸にあると同時に、到底啓発しようがないではないかという弁解が夫の心に潜んでいた。二人の間に繰り返されるこうした言葉争いは古いものであった。しかし古いだけで埓は一向開かなかった。
健三はもう飽きたという風をして、手摺のした貸本を投げ出した。
「読むなというんじゃない。それは御前の随意だ。しかし余まり眼を使わないようにしたら好いだろう」
細君は裁縫が一番好きであった。夜眼が冴えて寐られない時などは、一時でも二時でも構わずに、細い針の目を洋燈の下に運ばせていた。長女か次女が生れた時、若い元気に任せて、相当の時期が経過しないうちに、縫物を取上げたのが本で、大変視力を悪くした経験もあった。