Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate

Aozora Bunko

からだを寄せて寝たというだけ。

なにかがすこし痛んだだけで、快感は微塵もなかった

男もそうではなかったか

彼は五分の後にはスースーと眠ってしまい

そして翌朝私が目をさまして見ると

残りのコッペパンを一つと、金を六十円、私の枕もとに置いて、居なくなっていた

それきりあの男は私から消えてしまった

あれは、まるで風のような男だった

風は私の頬を吹きすぎて

なにもかも執着しないおだやかな冷たさで

どこかを今でも歩いている……

その次ぎの夜から私は、そのガードの下に立った

男が寄って来る時もあれば来ない時もある

男たちは私を妙な所へつれて行く

焼跡の草むらに導いて

いきなり、ねじたおす男もいる

金をくれる男もあれば、くれない男もある

中には前の男のくれた金をソックリ奪って行く男もあった

すべては私にとってどうでもよかった

頭が完全にしびれたようになっている

山田先生の書斉で話を聞いているうちに

電気がショートでもしたように頭の中を紫色の光が走って

ヒューズが切れて飛んだ!

それ以来、頭の中が、こわれてしまって

なんにも考えられなかった。

おかしなことに、そうして二カ月ばかり

いろんな男たちを相手にしている間に