Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate

Aozora Bunko

第13回

敏子 お母さんが、この人のためにどんなに苦しんだか! お父さんなんか大嫌い! 私のホントのお父さんは金吾小父さんよっ!(怒り泣きに泣く)

すこし離れた街角を号外売りの鈴の音が、けたたましく通りすぎる。

(音楽)

第13回

敦子

鶴

春子

金吾

村山(工員)

源次(事務長)

古賀(工員)

助三(工員)

須川(工員)

嘉六(工員)

小母さん

その娘(十六歳)

音楽

鶴 ほんとに敦子さま、お宅の方にうかがいますと、奥様は御病気で入院なすっているとおっしゃるじゃございませんか、びっくりいたしましてねえ。

敦子 (ベッドをきしませて)いえ、私の病気なんぞ、ホントはなんでもないの、実は、満洲でああして戦争みたいになっちまって、主人は商売のことで先日から朝鮮の方に出かけて、その留守にツイ私もお店の方に加勢に行ったりして少し無理をしたのね。ちょっと風邪をこじらしたような加減で、いっそ入院しちゃって身体を休めちまおうと思ってね、もう熱も大分引いたし、大したことはないのよ。でもホントによく訪ねて来て下すったわねえ、十何年になるかしら? そいで春子さんにはお逢いになって? 私はかけちがって、もうズーッと逢ってないけど、たしか麻布の横田さんの方に同居しているとかって?