Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
消えうせてしまったのだ。ドアから出ていったはずはない。そこには、いっぱい警官がいたんだからね。といって、ドアのほかには、人間の出られるようなすきまは、どこにもないのだ。明智君、きみは、このふしぎをとくことができるかね。」
中村警部のことばに、明智探偵は部屋の中にはいって、天井を見まわしていましたが、なにを見つけたのか、にこにこして警部を手まねきしました。
「ほら、あすこを見たまえ、さしわたし二センチほどのまるい穴がある。夜光人間はあそこからとびだしてきて、また、あそこからもどっていったのだよ。」
「エッ、なんだってあんな小さな穴から、人間が出入りできるというのか。」
中村警部はびっくりして、明智の顔を見つめました。
「人間は出入りできない。しかし、ビニールの風船玉なら出入りできるよ。四十面相というやつは、『青銅の魔人』いらい、風船をつかうくせがあるから、こんども、その手にちがいない。ビニールで夜光人間の首だけをつくって、しぼませたまま、あの天井の穴から下へだし、息を吹きこんでふくらませ、それをひもで、ぶらんぶらんと動かしてみせたんだよ。
むろん顔には、いちめんに夜光塗料をぬり、目と口には赤い豆電球をつけてね。