Classici giapponesi con furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
神山さんは、たのもしげに明智の顔を見て、
「それをうかがって、わたしも安心しました。わたしのためばかりではありません。四十面相をのばなしにしておいたなら、どんな恐ろしいことをはじめるかしれませんからね。世間のためですよ。どうか、お力をおかしください。」
「よくわかりました。では、これからごいっしょに行って、おたくを拝見することにしましょう。ことに美術室は、よく見ておかなければなりません。それには、わたしひとりでなく、少年助手の小林をつれて行きたいのですが、かまいませんでしょうね。小林は、よくあたまのはたらく、すばしっこい少年で、たいへん手だすけになるのです。」
「かまいませんとも。小林少年のことは、わたしもよく知っていますよ。わたしのすえの男の子どもが、小学校六年生ですが、これが小林君の大ファンなのですよ。小林君がきてくださったら、大よろこびでしょう。」
「ハハハハ……、小林は、少年諸君に、すっかり有名になってしまいましたからね。小林が町を歩いていると、小学生の男の子や女の子が集まってきて、サインをもとめるのですよ。そんなとき、小林ははずかしがって、顔をまっ赤にしていますがね。