Classici giapponesi con furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
捜査一課長と中村警部は、物音をたよりに、それを追っていきましたが、廊下の電灯がみんな消えてしまっているので、なにがなんだかまるでようすがわかりません。
やっと、廊下のまがりかどまでたどりつきましたが、そこからさきの廊下もまっ暗です。
たちどまって耳をすますと、ふしぎなことに、あたりはしいんとしずまりかえっています。いままであんなにさわいでいた警官たちは、どこへいったのか、そのへんには人のけはいもないのです。
そこへ、小林少年が懐中電灯を持ってかけつけてきました。その電灯で、廊下のさきのほうを照らしてみましたが、そこには、だれもいないことがわかりました。
十余人の警官隊は、四十面相といっしょに、まぼろしのように消えうせてしまったのです。
まがった廊下は一本道で、ほかにいくことはできません。どこかの部屋にはいったのかと、そのへんのドアを、ひとつひとつあけて、懐中電灯でしらべてみましたが、どの部屋も、まったく、からっぽなのです。
「アッ、しまった!」
闇のなかから、明智探偵の声が聞こえたかとおもうと、明智らしい人かげが、廊下のむこうへ、とぶように走っていくではありませんか。