Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
こいつはお面をかぶっているのではありません。あのおそろしい顔は、お面ではなくて、うしろのほうまでずっとつづいていたのです。耳も首も、それから頭の毛まで、みな同じ青銅色に光っているのです。髪の毛はひどくちぢれて、大仏の頭のように、無数の玉になっています。
怪物は、あの「鉄仮面」のように、頭部全体を包む、青銅の仮面をかぶっていたのでしょうか。イヤ、もしかしたら、頭部だけではなくて、からだ全体が青銅で包まれていたのではないでしょうか。
よつんばいになったかと思うと、あの歯ぎしりの音が、にわかにはげしくなりました。どこかで歯車がおそろしいいきおいで、かみあっているのです。そして、その走る早さというものは。
そこはちょうど国電のガードのそばでしたが、怪物はガードの下をかけぬけて、そのむこうを、線路にそってまがりました。
いくら気味がわるくても、どろぼうをこのまま見のがすわけにはいきません。三人は気をとりなおして、怪物のあとを追いました。
ところが、ガードのむこうをまがって、横通りに出てみますと、ふしぎなことに、そこには月に照らされた白い道が、ずっとつづいているばかりで、ネコの子一匹いないではありませんか。