Classici giapponesi con furigana
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ちえのいちたろう
智恵の一太郎
江戸川 乱歩
Leggi 智恵の一太郎 (ちえのいちたろう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 67.333 caratteri · 134 schermate
材料はやすいものだし、この光にはほとんど熱がないから、どんな危険なところで使っても、火事をおこす心配がないのだからね。
さわってごらん。冷たいだろう。火というものは熱いのがあたりまえのように思っているが、このバクテリヤ・ランプは水のように冷たいのだ。冷たい火だ。だから鉱山の穴の底だとか、火を発しやすい薬品をあつかう工場などのランプとしては、ほんとうにおあつらえむきなんだよ」
「それで、その発光バクテリヤはどこにいるんですか。どこで手に入れるのですか」
「海の水の中なんかに一等たくさんいるんだが、海まで行かなくても、たやすく手に入れる法があるんだよ。君にだって実験ができるんだよ。そのやり方を教えてあげようか」
「ええ、教えて下さい。僕やってみたいなあ」
一太郎君はもう夢中です。青白い光の中に浮きあがって見える高橋さんの顔を、またたきもせず見つめています。
「それはね、魚屋さんから生のよいイカを一匹買って来るんだよ。どんなイカでもいいんだ。それを水で洗ったりしないで、そのままお皿にのせて、海の水ぐらいの辛さの鹽水をつくって、イカの上にぶっかけて、そのお皿を、どこか冷たい場所に、十時間ぐらいおいておくのだよ。