Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しょくぶつき

植物記

牧野 富太郎

Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate

Aozora Bunko

拙著『日本植物図鑑』には上に述べた両種を極めて明瞭に区別して書いて置いたので、それを見れば判然とよくその両品を呑み込むことが出来る。

この正品なる彼岸ザクラの名は早くも貝原益軒の『大和本草』に出で、その巻の十二に次の通り述べてある。すなわち今これを観ると、その行文はすこぶる簡単なれどもこの短文中に真によくその品たる事を躍出せしめている。すなわちその文句は

彼岸桜 其花桜花ヨリ小ニシテ桜ニ先立テ早ク開クコト旬余日花開ク時葉未レ生桜ヨリ小樹ナリ花モ小也桜ノ類也

である。すなわち京都辺で親しくこのサクラを眺めてその状態を知悉している士は、右の文章を玩読すれば直ぐにアノ桜の事だと気が附くのであろう。そして決してその「小樹ナリ」の語を見逃がす事を為ないであろう。しかり、かの木は京都辺のもの皆小樹である。これぞすなわち正真正銘の彼岸ザクラそのもので、前文に既に書いたように彼岸ザクラとして東京辺の学者にはよく呑み込めていないものである。

同書、上の文に次で

ウバ桜モ彼岸桜ノ類ナリ彼岸桜ノ次ニ開ク是モ花開ク時葉ナキ故ウバ桜ト名ヅク

と書いたものがある。このウバ桜は怡顔斎の『桜品』