Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.696 caratteri · 310 schermate
「九百九十両小判を入れた竹筒を盗んで、お角を殺したのはお前だろう、――六日前に杉丸太の間へ竹筒を隠したが、その上へ檜の角材を積まれ、せっかくの竹筒が取出せなくなったので、祈祷所を建てると言って、要らない土地と材木を買ったろう」
「恐れ入ります」
「お角はこの材木置場へお前を跟けて来て、落ち散った小判を拾ったはずだ。その口を塞ぐために殺したのは罪が深すぎたぞ」
「…………」
道尊坊は黙って首を垂れます。
材木を取除けると、果してその下から竹筒に入れた九百九十両の小判が出て来ました。いや、九百九十両というより、九百八十七両といった方が正しいでしょう。
*
道尊坊は獄門になりましたが、平次の情けで、お皆にもお浜にも、何の科もなく済みました。そればかりではなく、多の市も我慢の角を折って、十年別れ住んだ女房のお皆と一緒になり、お浜と吉三郎を娶合わせ、平凡ながら、腕の良い按摩で無事に一生を終ったということです。