Classici giapponesi con furigana
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ひだのかいだん
飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選
岡本 綺堂
Leggi 飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (ひだのかいだん) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.271 caratteri · 263 schermate
今度は自分の額を撃って倒れた。
重兵衛 (顔をしかめて。)もう助かりませんか。
巡査 駄目だ。(頭をふる。)急所だからね。なにしろ青年団の人達がここへ運び込んで来るから、些っとのあいだ頼むよ。
(云いすてて巡査は出てゆく。重兵衛とおつやは云い知れぬ恐怖に囚われたように、暫く無言。梟の声。)
おつや (小声で。)おじさん。あの人はやっぱり何かに執り着かれていたのよ。
重兵衛 そうかなあ。(嘆息して。)ああ、なんにしても忌な晩だ。
(二人は顔をみあわせる。薄く山風の音。梟の声。焚火はだんだんに薄暗くなる。)
――幕――