Classici giapponesi con furigana
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おばけのしょうたい
おばけの正体
井上 円了
Leggi おばけの正体 (おばけのしょうたい) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 74.925 caratteri · 145 schermate
第一〇五項 倒木の再起
第一〇六項 地蔵尊の変位
しからざれば、神の怒りに触れん」という。田中氏、そのことを聞いてたずね来たって曰く、「巫、なんぞ妄言をなすのはなはだしきや。これ神の所業にあらず、われ自らこれをなしたるなり。神は決してかくのごときことをするはずなし」と、そのわけを話して聞かせりと、ある人より伝聞せし話。
第一〇五項 倒木の再起
東山道のいずれの地方にて聞きしか地名は忘れたが、ある村社の松の大木が暴風のためにたおれてしまったから、材木屋に売り渡す約束を結び、何日にその木をきることにきめておいた。しかるに当日、材木屋来たってこれをきらんとするに、前夜のうちに、たおれたる木が自然に起き上がり、もとのままに立っていた。これを見たる人々はみな神の所業と信じ、大いに神徳に感銘したが、後になって聞くところによれば、村内の若い者が四、五人申し合わせ、深夜人の知らざる間に、もとのままに起こしておいたのだそうだ。
第一〇六項 地蔵尊の変位
この話と好一対なるは、新潟県のある村にて地蔵尊について起こった出来事である。その村外れの路傍に、石造りの大地蔵が立っている。これを動かすには四、五人の力を要するほどである。