Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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いっきゅうさん

一休さん

五十公野 清一

Leggi 一休さん (いっきゅうさん) di 五十公野 清一 (いずみのせいいち) in giapponese con furigana. JLPT N5. Tocca una parola per il significato.

N5 · base · kanji e kana moderni · 40.517 caratteri · 82 schermate

Aozora Bunko

「ほう。」

よしみつ公は 一休め なにを いいだすか、と にこにこしています。

「かいどうならば、もちやも とおれば、さかなやも とおります。とうふやも にくやも とおります。」

「かいどうなら とおるじゃろうな。」

「はい。それで、わたしの かいどうを ただいま さかなやと にくやと とうふやが とおった わけで、けっして にくや さかなが ひとりで とおった わけでは ございません。」

「ははあ、小ぞう うまく にげたな。」

よしみつ公は おもわず にっこりと しましたが、すぐ ぎゅっと 一休さんを にらみつけて、ぐっと そばの かたなを 一休さんに つきつけると、

「これ しゅうけん、かいどうならば ぶしも とおるであろう。すみやかに この ぶしを とおしてみよ。」

さあ 大なんだいです。かたなを とおしたら、しんで しまいます。が、一休さんは へいきで、

「いや、むやみ やたらには おとおし できません。」

「なぜじゃ。」

「おそれながら もうしあげます。ただいまは よのなかも しずかでは ありますが、まだまだ かたなを さした とうぞくも おれば、しょうぐんさまに 手むかい しようと ねらっている ものも あるかも しれません。