Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
睨み合って立っていた!
ちょうどそこへ僕が帰って来たんだよ
僕には何のことやらわからんし
ただ両方のケンマクだけは物凄いので
びっくりして立って見ていたんだ
そしたら、さすがにお花婆さんもドギモを抜かれて
しゃべるのを胴忘れして見ていたっけ
そのうちに先ず内の父が僕の姿を見て気はずかしくなったのか
鍬をおろして顔をそむけた
すると君のお父さんも鎌を引っこめて垣根を離れる
それで、なんのことは無い、犬の喧嘩が立ち消えになったように
なんのこともなくおしまいさ!」
6
そうやって昇さんは
ふざけたように話すのだけれど
内の父と隣りの小父さんの睨み合いが
どんなにすさまじいものであったか
その目の色を見るとわかります
私は聞いているだけで身内がふるえて来たのです
「馬鹿なものだよオトナなんて!
たかが木魚の音とコエダメの匂いじゃないか
相手をゆるす気にさえなれば
実になんでもないことなんだ
それが、君のお父さんはこの町のお寺さんの中でも
立派なお坊さんで有名な人で
内の父だって俳句をこさえたりして
文句のつけようの無い良い人なのに
そいつが、わけもなしに憎み合う!
どう言うのだろうと僕が母に言ったら