Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
敦子 太古、太陽は女性であった!
敏行 ちえっ、チャチなブルー・ストッキング!
敦子 (歌)(と、ハアハア言いながら登って遠ざかる)待ってよ金吾さあん!
(先に行く金吾と敦子の二人と後に残った香川、春子、敏行の三人の二組にスッと別れる感じをハッキリ出す)
香川 まったく、思ったよりはあるな、ふう!
(と草の中に腰をおろす)
春子 急に寒くなって来たわ。もう日が暮れるのかしら? もう帰らない?
香川 春子さん、くたびれたんですか?
春子 ええ、ちょっとね。
香川 ここにハンケチ敷きましたよ、ちっと掛けたら?
春子 ありがと。
敏行 ねえ香川君、ゆんべの議論ねえ、あれはあれっきりになったが、僕あ、やっぱりなんだな、札幌あたりの大学の空気の中に何かしらん良く言えば詩的、ハッキリ言うと感傷的な気分があると思う。つまりトルストイとフエビアン主義を突きまぜたと言うかなあ、日本で言うと内村鑑三と安部磯雄を合せた式のさ。それが気に入らないんだ僕なぞは。社会主義なら社会主義で、もっと実際的な、たとえば片山潜や堺利彦なんかの行き方なら賛成するしないは別として、とにかく僕あわかるんだ。どんな綺麗なものでも夢のような感傷論じゃ問題にならないと思う。