Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
金吾 へえ? そうでやすね、そこに積んである原木で大体まあ二度分ぐらい有るから、一度で先ず十俵たらずと言うとこだ。まあ四五回火入れをすれば、別荘とおらんとこの分の炭あ取れる。(ドシンドシンと石で床を叩きながら)
香川 君あ、こんなカマの築き方なんか、そのほかいろんな百姓の仕事、誰に教わったの?
金吾 誰に? そうさなあ、誰に教わったと言うわけでもねえですよ。はゝ、自然に、この、見よう見真似で――
香川 そうかなあ。……僕ら東京へんで育った人間は駄目だな。
金吾 なんでやす?
香川 いや、これで僕なんぞ農科なんぞに行ってて、実習もさんざんやってるんだ。それがしかし一つ一つの実際の事になると、ほとんど役に立たないもんな。君なぞは、見てると、着々として山を買いとって、そいつを切り開いて畑は作り上げているし、小さいながら家もある。それを君あ四五年の間にやって来たと言うじゃないか。えらいと思うなあ。
金吾 えらいのなんのと、そんなこっちゃ無えですよ。わしらはそうしねば食って行けねえからしようことなしにすることだ。
香川 だからさ、僕らみたいに学校教育の中にアンカンとしてるだけでは、しょうが無いんだな。