Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
てめえが結構やってる間はふり返ってもみねえやつが、困ったときだけ、なんのかんのと言ってくる。金吾もほどほどに相手になってりゃよからず、なあ、お豊さん。
お豊 そうさなあ――
壮六 それに、今すぐ立つと言うが、今日という今日はああやって喜助頭梁をはじめ、新築祝いでみんな集って来てくれているだからなあ。
金吾 そりゃ、おのしの言うとおりだ。だけんど、俺あどうでもちょっくら東京さ行ってみねえと、どうも気になって――
お豊 金吾さん、どうしても行くだかい?
金吾 お豊さん、どうも、へえ、申し訳ねえけんど、喜助さんにゃ、よくわびといてくんな。
お豊 (しみじみと)四十づらさげて、へえ、まるでガキだなあ、おめえという人も。
金吾 お豊さん、相すまねえ。
お豊 しようねえ、行って来なんし。今日んところは、俺がちゃんと皆さんに言っときやすから、しょうねえ、行って来なんし。
金吾 ありがとうがす、皆の衆には悪いけんど――じゃ俺あ、このまま出掛けるだかんな。ちょうど一時半の汽車に乗りゃ、今夜東京に着けるだから、――(ガタガタと裏口から上って、タンスの抽出しから財布などをつかみ出し、また下りて下駄を出してはく)壮六、すまねえ。