Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate

Aozora Bunko

さあ飲みなよ、お春さん!

春子 ええ、飲みますから――あの飲みます(泣くように言って、茶碗から飲む)

源次 ははははは。(須川と嘉六も笑う)

嘉六 (いきなり、胴間声をはり上げて、木曾節をうたいはじめる。手を叩きながら――後半は須川もそれに和す)

木曽のナ、なかのりさん、木曽の御嶽さんはナンジャラホイ、夏でも寒い、ヨイ、ヨイ、ヨイ。

(源次と古賀、一緒にはやす「アラ、ヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ」)

須川 俺あ踊るぞ! おい、お春さん、いっしょに踊ろう。

古賀 ようよう! お春さんも踊れよ。

春子 もうかんべんして下さい、もう!

古賀 だって、この間も踊ったじゃないか。さあ、立てなきゃ、俺が腰をこうやって抱いてやらあ。

(春子の体にしなだれかかったらしい)

源次 あははは、一緒に踊れよお春さん。へっ、君も踊らねえか。なあおい、このお春っていう人には、親戚なんか誰もいやあしねえ事を俺あチャンと知っているんだぜ。もとの亭主の、その黒田とかなんとかいう男から頼まれて君あ来たんだろう。そうだろう?

金吾 いえ、ちがいやす!

嘉六 とにかく踊れ、踊れ。え?

助三 だって、もういいじゃねえか、お春さんこんなに酔っぱらっているんだから――