Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
お豊 (ふり返って)ああ壮六さん、いつこっちへ上ってきやした?
壮六 いや、今朝やって来やしてね……(遠くを見て)何の騒ぎかな?
お豊 出征する人が、今駅をたったんでね、この町からも森の市造さんだとか、落窪からも一人出たんだと。
壮六 そうかねえ。いよいよどうも戦争もだんだんひろがってきたようだなし。
お豊 まあ、おかけなして。(家の中へ)お仙よ! お仙、壮六のおじさん見えただから、お茶を出すだよ。
お仙 (十八九の娘)あい。
壮六 いやいや、今日はおら急ぐんで、そうしちゃおれねえ。
お仙 壮六のおじさん、おいでなんし。
壮六 やあお仙ちゃん、すっかりきれいになっただなあ。
お仙 いやだ、おじさんたら! ふふふ、(奥へ引込む)
お豊 あの調子でね、なりばかり大きくなっても。
壮六 はは、ところで、喜助頭梁は、今日は?
お豊 ああ、あの人は今日は仕事の話で落窪まで行ってね、そいで、ついでに金吾さんとこに寄るつうんで、例のもめてるつう開墾の話で、喜助はいきり立ってね、今日は落窪の実行組合の顔役衆のところへ談じこむんだと言って出かけやしてね。
壮六 そうかよ。実は俺もやっぱしその用事でな、今日はそこの轟さんの所へ寄って、今迄お願いしてみたども、あの衆もいろいろわけがあって、これ以上調停役に乗り出す気はねえちってな。