Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
金吾 よし。(金太の渡す紙切れを受とって)いけねえ、ノドに詰めた。金太、そこらに水はねえか?
金太 うん?
金吾 ああ、そこの棚のヤカンをちょっと取ってみろ。
金太 (ヤカンの音をさせて)ああ、へえってらあ、あい。(と、ヤカンを持って来て金吾に渡す)
金吾 さあ、これを飲みなせえ。(敏行につきつける)
敏行 う、う――(ヤカンから口飲みをして)
ふうーっ!
金吾 (敏行の背中をトントンと叩いてやりながら)あわてねえで。
敏行 どうも、すまん、なんと言ったらいいか、金吾君、ありがとう、ホントに――(少し落ちついてムシャムシャと音をさせて握り飯を食う)
金太 (置手紙を読んでいたのが)ああ、こらあやっぱり、敏子さんが書いていったもんだ。市川の方へ行ってから、保土ヶ谷へ廻ると書いてあらあ。
金吾 金太、声を出して読んでくれ、父ちゃん眼鏡忘れた。
金太 あい、読むよ「ここに来て下さる方に書いて行きます。昨夜の空襲の時に、お母さんが一郎をおぶって、すぐそこの学校の地下室に待避したのですが、いつまで経っても戻ってこないので、探しに行っても、もう誰も居りません。いつも空襲がひどくなって、いよいよとなれば、市川のハナワの方へ逃げて行くのだと、言い言いしていましたから、そちらへ行ったのかも知れないと思いますし、また、もしかすると、保土ヶ谷の奥