Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
金吾 そうでやすねえ。だが、この石にしたって、もう四五年もすると、ここら草が生えて、埋まって見えなくならあ、ハハ。
(一郎が何かグズグズ言う声)
音楽3 はるかはるか遠くの方で若い男の声で、明るい嘆きのような単調なメロディだけを歌うのが流れて来る。……
敦子 あれは何だろう?
金吾 開拓農場の方で何か呼ばわってるようだ。こんな負け戦さで、ああいうしたちも気の毒に、たまらねえ気がするらしいて。
敦子 でしょうね。
そこへ林の奥からジョンのワン、ワンとほえる声が近づいて来て、その後から杉夫と金太郎が水オケをさげ、下ばえを踏んで近づいて来る。
金太 こらジョン! ジョンよ!
敦子 さ、水が来た。金太ちゃんも杉夫も御苦労さま。
金太 一番キレイなとこ汲んで来たよ。
杉夫 いやあ、僕はこのへんは初めてなんですけどね、谷の深いのには驚ろいた。川まで二百メートル位くだるんだから。
敏子 でしょう? 私も初め来た頃びっくりしたわ。
杉夫 それに、なんですかねえ、気圧が低いせいかな、馬鹿に気持は良いくせに頭がボーッとして夢でも見ているような気がする。
敦子 それに気が附いたのは、杉夫。こういう所に春さんも私も若い時分に来て歌を歌ったり、ボーッとして、そいで金吾さんを見たんだわ、ハハ。