Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
「もくせい」ごうのなぞ
中谷宇吉郎集 第六巻
中谷 宇吉郎
Leggi 中谷宇吉郎集 第六巻 (「もくせい」ごうのなぞ) di 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.784 caratteri · 269 schermate
六 『参同契』と幽玄思想
この暦を尊崇する念は、同時に日月星辰の運行の理に、驚異の感をもたせ、それがさらに神秘感に進んだ。そして人生の吉凶禍福という変化無限の不安定な現象の中に、理法を求める心が、これと結びついた。科学的な思考から全然乖離していた古代人の頭脳の中では、それが今日われわれのいう理法探究の形には展開しなかった。素朴で強烈な未開人の慾求と直結して、神変怪異の思想に異常醗酵をしたのである。
六 『参同契』と幽玄思想
『参同契』の成ったのは、後漢の桓帝の時代、西紀一四五年頃であるが、この時代は古代神仙道の最も華やかなりし時代であった。道家、神僊家、陰陽家、五行家、医家、房中家などが、入り乱れて互いに妖を現じ、あるいは竃鬼を呼び、あるいは化現の人を出し、あらゆる神異を現わしていた。怪しい仙人や仙書も汎濫していた。
こういう催眠術ようの怪異は、やがて※門小径に堕し、遂に陰道の邪悪にまで及んだのも、また自然の成行である。甚だしきに到っては、睡眠を精神昏濁の結果として、これを厭い、「覚夢一如、生死貫洞の境界に入れば僊を得べし」といって、睡眠を斥ける法すらあった。疲労困憊の末、恍惚と痴の如くなって、やがて仙を得ると喜んだのである。