Classici giapponesi con furigana
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「もくせい」ごうのなぞ
中谷宇吉郎集 第六巻
中谷 宇吉郎
Leggi 中谷宇吉郎集 第六巻 (「もくせい」ごうのなぞ) di 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.784 caratteri · 269 schermate
魏伯陽は、こういう外道に陥っている者をあわれんで、陋術と異なるところの仙の真道を伝えんがために、『参同契』を著わしたのである。魏子はこの書において、その時代までのあらゆる仙術の外道を弾呵し、不老不死ということは、けっきょく精神的に生死一如の境界に入ることであって、肉体的の不老不死を願う各種の妖術は、全くの迷妄にすぎないことを明示した。こういう意味で、『参同契』は内丹の祖書なのである。
そういう本が、その時の世に受け入れられるはずはない。折角の聖書も、神怪妖異の荒海の底に没し去られ、後漢の書目には、書名すらも残っていない。『参同契』の名が初めて出るのは、晋の葛洪の撰にかかる神僊伝である。それにも「伯陽参同契五行相類凡そ三巻を作る。其説は是れ周易、其実は爻象を仮借して以て作丹の意を論ず云々」と、きわめて簡単に評記してあるだけである。葛洪の神僊伝が出るまで、即ち漢の桓帝から晋の元帝に到る百五、六十年の間、『参同契』は単なる隠微奇異の書として、僅かに命脈を保っていたに過ぎなかった。
もっとも『参同契』には、隠微の奇書とされても致し方ない点もある。文章が難解をきわめている上に、著者の署名すらもないからである。