Classici giapponesi con furigana
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「もくせい」ごうのなぞ
中谷宇吉郎集 第六巻
中谷 宇吉郎
Leggi 中谷宇吉郎集 第六巻 (「もくせい」ごうのなぞ) di 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 130.784 caratteri · 269 schermate
現存の『参同契』本が、魏伯陽の撰にかかるものであることが分ったのには、面白い話がある。それは末尾に「委レ時去レ害、依二托丘山一、循二遊寥廓一、与レ鬼為レ隣、……」という十六句があるからである。この文章は意味不明なのであるが、実はこれは字謎であったのである。委字に鬼字を鄰と為せば、魏の字を得ることは、中国の昔の学者が既に解していた。露伴先生は、その考察を進めて、この十六句の中に、魏伯陽造の四字が隠されていることを明らかにされた。詳細は、『露伴全集』の月報の中で、既に武内博士によって紹介されている。
署名すらも字謎の中に隠したこの魏子の異書は、葛洪以後も引きつづき隠微の書として、不当に無視されてきた。『隋書』経籍志にもその記載がなく、『旧唐書』経籍志に到って、初めて五行家の中に録されているくらいである。しかも五行家というのは誤りであって、『周易参同契』は決して五行家の書ではなく、むしろそれを弾呵している書である。これを見ても、『参同契』が唐時代になっても、なおなんら重んぜられていなかったことがよく分るであろう。
『周易参同契』の唱える内丹の道が、急にもてはやされるようになったのは、宋の時代に入ってからのことである。