Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
」
「ところが、かしら、船の中は、もうすっかり、さがしちゃったんです。しかし、あいつの姿はどこにもありませんよ。」
「おやっ、おかしいぞっ。」
部下のひとりが、とんきょうな声をたてました。
「かしら、かしら。かしらはさっき、甲板から、ボートにのっているおれたちに、もういいから、あがってこいって、よびかけましたかい。」
「そんなこといやあしない。それは、おれじゃあないよ。」
「するってえと、あれが明智だったかな。たしかに、道化仮面をかぶってましたよ。」
「いや、まてまて。かしら、たいへんなことになりましたぜ。」
またべつの部下が、いきせききって、いうのです。
「なんだ、なにがたいへんだ。」
「かしらは、さっき、かしらの部屋へおれをよんで、『星の宝冠』はどこにはいっているかって、聞きゃあしないでしょうね。」
「そんなこときくもんか。おれは『星の宝冠』をしまったところを忘れやしねえ。」
「あっ、それじゃあ、あいつだ。あれが明智のやろうだったんだ。」
「おいっ、なにをいっているんだ。明智にそんなこと聞かれたのかっ。」
「へえ、あれが、まさか明智だとは知らねえもんだから、かしらは、へんなことを聞きなさると思ってね。