Classici giapponesi con furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Leggi 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.590 caratteri · 308 schermate
」
「き、きさまっ、それじゃあ、もしや……。」
「かしら、すみません。『星の宝冠』は、あいつが持っていったんです。」
「おれにばけた明智のやろうがか?」
「へえ。」
ピシャン……首領の平手が、その部下のほおにとびました。まぬけな部下はほおをおさえて、うしろへひきさがります。
「さあ、みんな、明智をさがせ。どっかにかくれているはずだ。せっかくぬすんだ『星の宝冠』を取りかえされたんじゃあ、おれの顔がたたねえ。どんなことがあっても、明智のやろうを、つかまえなけりゃあ……。」
それから、また、船の中の大捜索がはじまりました。
しばらくすると、さっきボートにのった三人の部下は、なにかコソコソささやきながら、後部甲板のはずれのほうへやって来ました。
「おい、のぞいてみろよ。ひょっとしたら、あのボートで。」
「うん、おれも、そんなことじゃないかとおもうんだ。」
三人はてすりにもたれて、まっくらな海をのぞきました。
「あっ、ないよ。ボートがなくなっている。」
なわをひくと、ズルズルとあがってきます。そのさきにくくりつけてあったボートはかげも形もないのです。
三人は首領にこれを知らせるために、船室へ走りこみました。