Classici giapponesi con furigana
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ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
Leggi 光は影を (ひかりはかげを) di 岸田 国士 (きしだくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.262 caratteri · 276 schermate
わけを聞くと、下の妹の真喜が、ちかごろ生意気でしようがないという。
「どう生意気なんだい?」
「言うことなすことがよ。人を小馬鹿にしたみたいな口の利き方をするし、自分の行動は絶対正しいと思つてるのよ」
「その自信はわるくないじやないか」
「でも、変じやない、少しは反省つていうもんがなけれや……」
「反省に値するようなことをしたのかい?」
「どこまでがほんとだか知らないけれど、まるでやつてることが無茶なのよ。男のお友達を作るのはまあいゝとして、その一人一人と、一度ずつ恋愛をしてみるんだ、なんて平気で言うんですもの」
「言うだけなら、言わしとけよ」
「いゝえ、どうも、本気でそれを実行するらしいの。現に、そういう様子がみえなくもないわ」
「おれには別に変つたところもみえないぜ」
「そこがあの娘のにくらしいところだわ。まつたく、ボロをみせないのよ。特別にはしやぎもしなければ、妙に沈んだところもないでしよう。家では泰然自若として、学校の勉強ばかりしてるんだから、あきれるわ」
「それで、様子が変だつていうのは、どこでわかるんだい?」
「自分で喋るんですよ。なにからなにまで、自分であたしに話して聞かせるんですよ。