Classici giapponesi con furigana
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けんきょうじゅなん
剣侠受難
国枝 史郎
Leggi 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 195.479 caratteri · 394 schermate
これは素的。女であろう、変装した女」
「まあさ、拙者にも見せたり見せたり。ウフッ、まさしく両性だな」
金弥ガタガタふるえ出した。「無礼でござろう、無礼でござろう!」
「しゃれた事を申せ! 変性男子! それ方々、この化け物の、腰の物を抜いてみようではないか」
「それがよろしい。なまくら拝見」一人が金弥の刀を抜いた。
「感心感心、さびてはいない。しかし曲げると曲がるやつだ」
ガランと往来へ投げ出してしまった。
「後学のため見て置かっしゃい!」最上の浪人と呼ばれる武士、自分の大刀をギラリと抜いた。
「わかるかな、粟田口藤四郎!」
すると続いて七軒町という武士、同じくギラリと引き抜いた。
「来国光で、切れるぞよ!」
続いて三人が引き抜いた。
「大青江だ! よっく見ろ!」
「すなわち鳥飼国俊だ!」
「驚いてはいけない、松倉郷!」
真物かにせ物か知らないが、名に聞こえた五本の刀、ズラリと並んだものである。
「もうよかろう」といったのは、お茶の水という武士であった。「さあさあ帰れ。今後は来るなよ」
トンと金弥を突き出した。
あとには客は一人もいない。みんな逃げ去ってしまったらしい。