Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
末広一雄君の『人生百不思議』に日本人は西洋人と変り神を濫造し黜陟変更するといった。現に芸者や娘に私生児を生ませ母子ともピンピン跳ねているに父は神と祠られいるなど欧米人は桜よりも都踊りよりも奇観とするところだ。それに森林を伐り尽くし名嶽を丸禿にして積立また贈遣する金額を標準として神社を昇格させたり、生前さしたる偉勲も著われざりし人がなった新米の神を別格に上げたりするは、自分の嗜好を満足せんため国法を破って外人に地図や禁制品を贈った者に贈位を請うのと似たり張ったりの弊事だが、いかに金銭本位の世とはいえ神までも金次第で出世するとは取りも直さず神なき世となったのだ。ジョン・ダンロプ中世末のイタリアの稗官どもが争うて残酷極まる殺人を描くに力め、姦夫の男根を姦婦の頸に繋いだとか、羮にして飲ませたとか書き立てたるを評して残酷も極まり過ぎるとかえって可笑しくなるといった。予もまたかかる畸形の岩を万一いわゆる基本財産次第で大社と斎く事もあらば尊崇の精神を失い神霊を侮辱する訳になると惟う。
前に言った末吉氏は純粋の琉球人、篤学の士、予氏より未聞を聞く事多い。不毛の事につき氏に教えられて『松屋筆記』