Classici giapponesi con furigana
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だらくろん(ぞくだらくろん)
堕落論・日本文化私観 他二十二篇
Leggi 堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (だらくろん(ぞくだらくろん)) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 84.198 caratteri · 171 schermate
この方はハッキリしていて気に入ったから、勿論だ、牢屋へでもなんでも這入る、と威勢のいいところを見せて、ソクラテスを気取ったものだ。じゃ、あなたも声明を書きませんか、ときたから、私も憤然として、そんなこと書くのはヤボというものだ、作家が自分の言葉に責任を負うのは当然ではないですか、決闘して死んだ男もあるですよ(ホントかね)。あんまり見上げたことではないが自殺した先生方も多々あるです。僕など生きることしか手を知らないのだから、酒となり肉体となり、時には荘周先生の如く蝶ともなれば、ここに幻術の限りをつくして辛くも生きているにすぎない。あに牢獄を、絞り首を怖れんや。絞り首は恐入るけれども話の景気というもので、ザッとこういうぐあいに御返事申上げた。だいたいサルトルが書いたから私にも書けとは乱暴な。先日酔っ払って意識不明のところを読売新聞の先生方に誤魔化されて読みもしないサルトルにつき一席口上を書いたのが運の尽きで、改造だの青磁社だのまだ出来上らないサルトルの飜訳のゲラ刷だの原稿だの飛び上るような部厚な奴を届けて汝あくまで読めという。これ実に、人泣かせの退屈きわまる本ですよ。