Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate

Aozora Bunko

」

「なんだって? それじゃ、きみにもあいつのしのびこむのを、ふせぐことができなかったというのか。」

「いや、ちゃんとふせいである。これには、ちょっと、わけがあるんだ。くわしいことはあとで話すがね。ともかく、美術室をしらべてみよう。もし油絵がぬすまれていたら、あいつが屋根へ逃げたというのは、ほんとうにちがいない。」

「うん、すぐにいってみよう。」

中村警部も、美術室をしらべてみるのが、だいいちだと思いましたので、明智のことばに賛成して、もうそのほうへ、かけだしていました。明智探偵と小林少年も、それにつづきます。

二階の美術室へはいって、かぎでドアをひらくと、中村警部は、「アッ。」と叫んで、立ちすくんでしまいました。

そこには、アドニスの石膏像が、ばらばらにくだけて、とびちっていたからです。

「これはどうしたことだ。きょう修繕して、持ってきたばかりじゃないか。それをまた、こんなにこわしてしまった。こんな夜ふけに、野球をやっているやつがあるんだろうか。」

警部が、あっけにとられてつぶやきました。

「こんどは、ボールがあたってこわれたのじゃないよ。中からこわしたやつがあるんだ。