Classici giapponesi con furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
「そりゃ、わかってるさ。一本の長いほそびきを輪にして、あの木のてっぺんの枝にかけてあるんだよ。そしてね、あいつが、ここまで、すべってきたら、この棒にくくりつけてあるのを、ほどいて、一方のほそびきをひっぱれば、ぜんぶ、ここへたぐりよせられるじゃないか。そうすれば、あとに、なんの証拠ものこらないんだからね。うまく考えやがったね。ふふん。」
と、なまいきな口をきくのでした。
そこで、小林君も、ポケット小僧も、草の中に身をふせて、夜光人間が、すべってくるのを待ちかまえました。
「あいつが、すべってきたら、みんなで、とびかかって、つかまえちまうんだよ。わかったね。こっちは子どもでも、七人もいるんだからね。いくらあいつが強くっても、だいじょうぶだよ。
だが、注意しなきゃいけない。もし、あいつが、ピストルを持っていたら、あぶないからね。あいつは、ほそびきをほどくために、両手をつかうだろうから、そのときに、とびかかるんだ。ポケットから、ピストルや短刀なんか取りださないうちに、両手をつかんでしまうんだ。わかったね。」
小林君がささやきますと、寝そべっているチンピラたちは、口々に、「うん、わかった。