Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate

Aozora Bunko

……ああ、夜光人間です! 夜光人間の首ばかりが、ふわッと空間に浮きあがっているのです。その首が、ケラケラケラと、お化けの声で笑いました。

「マユミ、わしが、なぜここへきたか、わかるかね。べつに、きみをどうこうしようというのじゃない。明智は、るすだそうだが、帰ってきたら、きみから、わしのことばを、つたえるのだ。わしは、明智に、それをいうために、わざわざ、やってきたのだ。

わしは今夜、杉本の宝物をうばいとった。そして、小林やチンピラ隊をひどいめにあわせてやった。

このつぎは、あさっての晩だ。麻布山下町の赤森家の宝物を手にいれてみせる。赤森家には、中国の大むかしの白玉の仏像が五つそろっている。てのひらにのるような小さなものだが、天下にひびいた名宝だ。わしは、まえから、これを手にいれたいと思っていた。それを、あさっての晩に、ちょうだいにあがるのだよ。

赤森家にも、きみから、そうつたえてくれ。明智もあさっては帰ってくるかもしれない。帰ったら明智にも、このことを知らせるのだ。そして、じゅうぶん白玉をまもるがいい。だが、いくら明智が名探偵でも、夜光人間の魔力には、かなわないだろうと、そうつたえてくれ。