Classici giapponesi con furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
みると、そこの陳列だなが、からっぽになっているのです。夜光怪人は、約束どおり、赤森さんの宝物を盗みさったのです。
「赤森さん、もうしわけありません。ぼくの計略が、まちがっていました。ドアにかぎをかけたのがいけなかったのです。ドアさえあいていれば、刑事諸君が助けてくれたでしょうから、あいつをとらえるのは、わけなかったのです。明智小五郎、一生の大失敗でした。しかし、これで負けてしまうつもりはありません。きっと白玉の彫刻を取りかえしてお目にかけます。十日ほど、ゆうよをください。かならず、この恥をすすいでみせます。」
明智探偵は、頭のきずをおさえながら、もうしわけなさそうにいうのでした。
それからまもなく、明智探偵は、しょんぼりしたすがたで、赤森さんのうちを出ると、自動車にも乗らず暗いやしき町を、とぼとぼと歩いていきました。ところが、そのとき、みょうなことが起こったのです。
明智のとおりすぎた道の電柱の下に、ひとりのこじきが、うずくまっていましたが、そいつが、スックと立ちあがって、探偵のあとをつけはじめたではありませんか。
暗いので、よくわかりませんが、ぼろぼろの服をきた、からだの小さいこじきです。