Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate

Aozora Bunko

ね、いいでしょう。」

一郎君は、少年探偵団員ですから、明智探偵が、いちばんえらいと思っているのです。

「うん、すぐに明智先生に電話をかけて、きていただこう。むろん警察にも知らせるけれども、まず明智先生に相談してからだ。」

おとうさんは、そこの卓上電話のダイヤルをまわして、明智探偵事務所を呼びだしました。

「明智先生はおいでになりますか。」

「おでかけになっています。きょうは、お帰りがおそいかもしれません。」

「ああ、そうですか。で、あなたは、どなたです?」

「ぼく、助手の小林です。」

「おお、小林君ですか。わたしは上山というものですが、至急、ご相談したいことがあるのです。明智先生がおいでにならなければ、あなた、きてくれませんか。あなたのてがら話は、ずいぶん聞かされていますよ。あなたなら信用します。ぜひ、きてください。」

「いったい、どんなご用件なのですか。」

「夜光怪人です!」

上山さんは、受話器に口をつけるようにして、ささやき声でいいました。

「エッ、夜光怪人ですって?」

小林少年のびっくりした声。

「そうです。あいつが、わたしのうちにあらわれたのです。わたしのもっている美術品を、ねらっているにちがいありません。