Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate

Aozora Bunko

四十面相は、その声に、ギョッとして、闇の中をみつめました。

すると、五メートルほどむこうの、まっ暗な空中が、ボーッと明るくなり、夜光人間の銀色の首が、あらわれてきたではありませんか。まっ赤に光る大きな目、ほのおをはくかと見える恐ろしい口。

「アッ、きさま、明智だなッ。」

四十面相が、くやしそうに叫びました。

「そうだよ。警官諸君に、きみを追いだしてもらって、ぼくは、ここへ、先まわりしていたのさ。この古い防空壕を発見したのは、きみばかりじゃない。ぼくのほうでも、ちゃんと気づいていたんだよ。防空壕が一方口というはずはない。古井戸とはべつの出口が、どこかにあるだろうと、少年探偵団のチンピラ隊の諸君に、さがしてもらったのさ。チンピラ隊は、そういうことが、だいとくいだからね。たちまち、さがしだしてしまった。

ホラ、みたまえ、きみにかぶせた網を、八方からおさえているのは、八人のチンピラ隊の子どもたちだよ。」

明智探偵の黒シャツの手が、懐中電灯をパッとつけて、地上にふせてある大きな網の八方を、つぎつぎと照らしてみせました。

網のはしばしに、十一、二歳から十四、五歳の、きたない服をきた少年たちが、とりすがっていました。