Classici giapponesi con furigana
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「しなゆうき」
支那游記
Leggi 支那游記 (「しなゆうき」) di Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 51.859 caratteri · 105 schermate
十五 南国の美人(上)
“Green satin, and a dance, white wine and gleaming laughter, with two nodding ear-rings―these are Lotus.”
これはユニイス・ティッチェンズが、上海の妓ロオタスを歌った詩の一節です。「白葡萄酒と輝かしい笑いと」――それは一ロオタスばかりじゃない、デル・モンテの卓に倚りながら、印度人を交えたオオケストラの音に、耳を貸している女たちは、畢竟この外に出ないのです。以上。
十五 南国の美人(上)
上海では美人を大勢見た。見たのは如何なる因縁か、何時も小有天と云う酒楼だった。此処は近年物故した清道人李瑞清が、贔屓にしていた家だそうである。「道道非常道、天天小有天」――そう云う洒落さえあると云う事だから、その贔屓も一方ならず、御念が入っているのに違いない。尤もこの有名な文人は、一度に蟹を七十匹、ぺろりと平げてしまう位、非凡な胃袋を持っていたそうである。
一体上海の料理屋は、余り居心の好いものじゃない。部屋毎の境は小有天でも無風流を極めた板壁である。その上卓子に並ぶ器物は、綺麗事が看板の一品香でも、日本の洋食屋と選ぶ所はない。