Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
Leggi 新編忠臣蔵 (しんぺんちゅうしんぐら) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 337.181 caratteri · 676 schermate
たとえば雉子の啼き声で、地震が予知されるという事実もあるように』
『おもしろそうだが、その学説は、弁当を食べながら聞かしてもらおう。待ちたまえ、今、薬鑵を持ってくるから』
仮小屋では、大釜で湯を沸かしていた。諸藩の中間や小者たちが、そこへ押し合って、土瓶や薬鑵を取りに来ていた。
浅野家の小者の顔も、その中に見えたので、源蔵は、人混みから手を上げて、
『おいっ、ここへ、一つよこせ』
呶鳴っていたが、なかなか渡って来ない。
すると、誰かその時、
『たいへんだぞっ』
喚いた者がある。
もうばらばらと、駈けてゆく者があった。広い下馬先を眺めると、潮みたいに、人間が揉めている。
『なんだッ』
『御城内で、刃傷があったそうだ』
『うそつけ』
『嘘なものか。平河口から、伝奏屋敷へ、早馬が出た』
『ほんとか!』
熱湯を注いだ薬鑵を、今、人間の頭ごしに受け取っていた源蔵は、
『えっ! 御城内で、刃傷があったと?』
『ア、熱ッ』
誰か、さけんだ。
源蔵は、さっと顔いろを変えて、
『素破』
とばかり、大薬鑵を、抛りだして、駈けだした。
『熱いっ』
『ア、熱、熱、熱』
湯を浴びて、騒ぐのもあるし、