Classici giapponesi con furigana
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しょくぶついちにちいちだい
植物一日一題
牧野 富太郎
Leggi 植物一日一題 (しょくぶついちにちいちだい) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.011 caratteri · 312 schermate
オトヒメカラカサ
かの有名な芭蕉布は琉球に産するイトバショウ(Musa liukiuensis Makino)の葉鞘から製した繊維で織るのであるが、常のバショウのバショウ繊維は何にも利用せられていない。茎は短大でほとんど地下茎の状を呈し横に短かい新芽を分って葉を出すのである。そして三年目に花を咲かせてその年に枯槁し、側に出ている新しい偽茎がこれに代わるのである。
バショウの和名は芭蕉から来たものである。芭蕉はすでに上に述べたようにバナナの名であるから、バショウの和名はじつは不都合を感ずるけれど、昔からそういい習わされて来ているから今さらこれを改めることは不便極まるもので、まずはそれを見合わすよりほかに途はあるまい。
オトヒメカラカサ
海藻である緑藻部(Chlorophyceae)の中に緑色のやさしい姿をしている石灰質の珍らしいオトヒメカラカサ(乙媛傘、すなわち龍宮の仙女乙媛の傘の意)があって、この和名は私の名づけたものだが、しかし一般の海藻学者はこれをカサノリ(傘海苔)といっている。すなわちこれは初め藻類専門家の理学博士岡村金太郎君(東京人)の名づけたものである。私はこの美麗で優雅でかつ貌の奇抜な本品に、この雅ならざるのみならず余りにも智慧の無さすぎる平凡至極なその名がついているのを惜しみ、その別名の意味で上のようにこれを