Classici giapponesi con furigana
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しょくぶついちにちいちだい
植物一日一題
牧野 富太郎
Leggi 植物一日一題 (しょくぶついちにちいちだい) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.011 caratteri · 312 schermate
ハナタデ
ハナタデ
蓼の属にハナタデすなわち花蓼というものが前々からあり、それが岩崎灌園の『本草図譜』巻之十七に出ていて「ハナタデ、道傍に多し形青蓼に似て花淡紅色なり小児アカノマンマ」と呼ぶと書いてある。また水谷豊文の『物品識名拾遺』にも「ハナタデイヌタデノ類ニシテ花紅色馬蓼一種」と出ている。すなわちこれはこれらの書物に書いてあるように、東京の女の児などが、アカノマンマ(赤の飯)、あるいは地方の子供などがキツネノオコワ(狐の御強飯)と呼んで遊ぶものである。
ハナタデとはなぜこれにそんな名を負わせたかというと、その花穂が紅色ですこぶる美観を呈するからである。秋になってそのよく繁茂した株ではその茎枝を分って四方に拡がり、それに多数の花穂が競い出て赤い花が咲いている秋の風情はなかなか捨て難いものである。これにたまたま白花品があって、これがシロバナハナタデと呼ばれる。
今日我が植物学界ではこのハナタデをイヌタデと呼んでいる。これは飯沼慾斎の『草木図説』に従ったものだ。しかしこのイヌタデの名は元来間違っているから、今これを矯正する必要を認める。そこで私は今後この種から間違っているイヌタデの名を褫奪して、これを本来の正しい名のハナタデに還元させることに躊躇しない。