Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

Leggi 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 247.361 caratteri · 483 schermate

Aozora Bunko

「そうはいかんさ。これだけ厳重に警察へ届けろと書いてあるのに、そんな勝手な真似はできんぜ!」

「律義にも程があるぞ。だってあんな老耄の警官に、何がわかるもんか!」

「こうしたら、どうだろうね? 発見したのはあの子供たちだが、解読してやったのは僕らなんだから、結局僕らは発見者と同様な立場にある。そこで一つ発見者の面子を立てて、警官に来てもらって、ここで開けてみてもらったらどうだろう?」

なにが発見者の面子だかわからぬが、こう一理屈ひねくるのが現れる。

「賛成! 賛成! 大賛成!」

ともかく開けてみたくてウズウズしている連中ばかりだから、遮二無二討議は一決した。退屈で退屈で朝から新聞を三度読み直して、靴を磨いて、今四度目を丹念に読み直そうと考えていた村の警官カヴァレロ・ホセ君が、交番から迎えられることになった。

驚破こそ、半年ぶりで珍事出来! と大喜びで、虎鬚をひねりながら飛んで来た。が、一部始終を聞くと、ホセ君分別ありげに手を振った。

「開けるのは本職立合いの上で差し支えないが、開け方を間違えたら、これは皆さん、取り返しの付かぬことになりますぞ!」と言うのであった。